札幌の中心で英国を叫ぶ

札幌の中心で英国を叫ぶ

英国靴と服が大好きな高校生のブログです。

Foster & Sonって...ステキじゃない? Vol.1

どうも今日は、中村グレッグです。

本日は、僕の今年の夏を全て捧げる靴ことFoster&Sonの靴についてのお話です。

実はこの前の物欲 is unstoppable その1 - 札幌の中心で英国を叫ぶ

にて、一足登場しているのですが、今回は特定の靴だけでは無く、Fosterというお店そのものの話もしていきたいと思います。

 

 

Foster&Sonとは

Foster&Son(以後Foster)とは、イギリスはロンドン、その中でも、紳士靴店の多く集まるジャーミンストリートという場所に位置する、ビスポークを主とする靴屋さんです。

 

その歴史は古く、1840年創業と、ロンドン最古のビスポークシューズメイカーでもあります。そんなFosterですが、現在はビスポーク以外にも、2018年に落成したNorthamptonの既成靴ファクトリーで作られるReady To Wearのシューズにも注力しています。

経営に関しては、日本企業である双日がその半分を保有しており、件の既成靴製造用の工場に関しても、双日の出資により実現したそうです。伝統的な英国の靴工房が日本企業とのつながりを持っているとは、些か意外ですね。

また、Fosterは英国靴の名門Henry Maxwellを傘下に収めている事もあり、英国の伝統的な製靴業を伝承しているブランドとも言えるでしょう。

 

ビスポークラインについて

FosterのビスポークはかのHenry Maxwellに負けず劣らず、とても高品質なビスポークシューズを提供しているようです。最近までは、松田笑子さんという日本人女性が工房長を務めていらっしゃったようですが、退職されてしまったようで。

金額は大体3,000£~と、なかなか高額です。 Lobb Londonのビスポークが4,650£~であることを考えれば安価と言えるかもしれませんが。(笑)

 

RtWラインについて

Ready to Wearのラインに関しては、フォスターコレクションという所謂最上級ライン。そしてその下に位置するジャーミンストリートラインが存在します。フォスターコレクションは1,300£程、ジャーミンストリートラインに関しては700£程となっており、競合相手としては

John Lobb(Hermes)のプレステージライン (1000£程~)

Edward Green (1,000£程~)

Crocket & Jonesのハンドグレード (600£程~)

Gaziano&Gairling (600£~)

等でしょうか、ラストや作りへの拘りに関しては競合相手にも勝るほどのものがあると思います。

代表的なRtWラインの靴を紹介しましょう。

https://foster.co.uk/wp-content/uploads/2019/04/Foster_Fawley_Black_5_Leather_Sole_PAIR_hero.jpg

Fawley - Foster & Son

 

フォスターコレクションのFawleyになります。

デザインはオーセンティックなセミブローグスタイルですが、綺麗なエッグトゥにぴったりマッチするブローギングや、バランスのいいパーフォレーションのバランス等に惹かれる一品です。競合相手としては、Edward GreenのCadoganでしょうか。

 

https://foster.co.uk/wp-content/uploads/2019/04/Foster_HighClere_Blk_66_Leather_Sole_PAIR_hero.jpg

Holkham - Foster & Son

 

ジャーミンストリートラインのHolkhamになります。

ビスポーク然としたスクエアのチゼルトゥに、シンプルなキャップトゥスタイルが映えています。因みにこちらの靴は試着したことがありますが、革質が異様によかったことが記憶に新しいです。ともに陳列されていたEdward GreenのChelseaよりも良かったのではないでしょうか。とても滑らかで、しっとりとした革でした。競合はやはりChelseaでしょうか。

 

https://foster.co.uk/wp-content/uploads/2019/12/Keble_Black_05E_Leather_Sole_PAIR.jpg

Keble - Foster & Son

 

シューツリーがつかないから多分ジャーミン(適当)なKebleです。

ステキなスキンステッチと、Doverよりも立ち上がったスタイルの甲が特徴でしょうか。実はこのお靴に関しては詳しくレビューされている記事を知っていますので、詳細はそちらで...

sanzaiki.com

こちらの方のブログは私の大好きなブログの一つで、著者様のセンスの良さが伺えます。

僕もお金があれば好きな靴を買えるのに!!!とも思わせてくれます....

 

https://foster.co.uk/wp-content/uploads/2019/04/Foster_Sandringham_Black_66_Leather_Sole_PAIR_hero.jpg

Sandringham - Foster & Son

 

こちらは僕の大本命、ジャーミンラインのSandringhamになります。実はこの靴も先述のブログにて取り上げられているのですが、ここでは僕なりの解説を...

こちらのSandringhamは、EGのAsquithを思わせるヒールデザインを採用しており、比較的ドレッシーなセミブローグといった所でしょうか。個人的にはCadoganやDiplomatのようなガチガチのセミブローグの方が好きな為、そこまでグッとくるデザインではないのですが、写真でもわかる上品さと、先述の革質に心を掴まれてしまいました。

物欲 is Unstoppableでも書いたでしょうか、僕は今年の夏と冬に大きな買い物(どちらも革靴)をするつもりでして、冬はもうCadoganで決定なんですね。つまりCadoganタイプのセミブローグは二足もいらないと。あれ、これってSandringhamを買えってことでは...?

なんてバカなことを言いつつ、購入資金のための貯金に勤しむ日々でございます。

 

いやはや、いろいろ書いてたら凄く欲しくなってきました。

また新しい情報が入り次第続編の記事を書いていきたいと思います。